二価鉄の効用 | 有限会社 翠水|最新の水生生物飼育法・フコイダン・二価の鉄・マイクロナノバブラー

ふやしてPSB 200ml 送料無料

光合成細菌を増やしてみませんか

 光合成細菌(PSB)は誰でも簡単に増やせるバクテリアです。
ふやしてPSBは光合成細菌を培養するための液体タイプの餌です。
これまでPSBを増やすにはその用途に応じていろいろな餌が用いられてきましたが、餌の成分によってできあがるPSBの色合いや成分組成が微妙に変わってきます。
ふやしてPSBは培養経験が全く無い皆様にも簡単に増やしていただけるように成分調整をした培養餌料です。
ペットボトルに種菌と水道水を入れ、数滴のふやしてPSBを加えるだけで、PSBは増えてくれます。

光合成細菌の効果は質よりも量

 光合成細菌(以下PSBと略します)を飼育水に添加すると、様々な良い変化が現れます。PSBは水槽内に発生する有害物質(アンモニア、硫化水素、悪臭物質など)を好んで取り込みますので、コンディションのすぐれない水槽に投入すると悪化した水質環境が徐々に改善されます。
 PSBは皆さんの水槽内にもともと棲んでいる他の微生物との相性が良く、場合によっては共生関係を築いて微生物の行う物質代謝の効率が高まる事もあります。バクテリア全般に言えることですが、死んだバクテリアの体内成分はやがて水中に溶け出し、他のバクテリアに取り込まれてその数を増やしたり活性を高めたりすることで再利用されます。
言い方を変えるとPSBは生きていても死んでいても、水槽内の微生物環境にとって優れた改善効果をもたらす貴重な存在なのです。

 近年ブームと言えるほどめだかの愛好者が増えていますが、めだかの繁殖水槽にPSBを投入することで稚魚の餌となる微細な生物が増えることが知られています。またベテランの皆さんの中にはPSBそのものがどうやら餌として食べられているというのではないかという説を唱える方もいらっしゃいます。いずれにせよ、針子と呼ばれるめだかの稚魚の歩留まりが改善されることは多くのマニアの方々が実感しているところですので、繁殖させた稚魚の数が増えないとお悩みの方は是非一度お試しになってください。

 光合成細菌を水槽内に投入しても生物に対する毒性は全くありませんが、その効果は投入量に比例するように思われます。
高価な市販品をチビリチビリと使うよりも、ご自身の手で大量に培養してたっぷりとお使いになった方が良い結果を期待できると思います。光合成細菌は自家培養できればかなり安価に作ることができます。
作りすぎても家庭菜園やプランターの草花などに散布することで素晴らしい肥料効果も示します。
あなたの水槽環境や園芸ライフをベストコンディションに保つためにも是非PSBの培養に挑戦して下さい。

作りたての方が効果が高い

 ショップには様々な効能をうたう微生物商品が多数並べられています。
その中身は、商品化のために容器に封入された時点を最大数として、流通時間が経過するにつれ微生物数を減らして行く宿命にあります。
最悪の場合は中の微生物が皆無であるケースもあるようです。

 光合成細菌は大変生命力の強い細菌で、容器内に餌がある限りかなりの数が生き残っています。
あの赤い色が濃いうちは元気だと思ってください。
時間が経過して色が薄くなった古い光合成細菌であっても、餌を足してやると徐々に赤色が復活するのをしばしば経験します。
培養液の色の濃さで中の菌体数をある程度判断できるのは私たち培養の素人には大変ありがたいことです。

 せっかくPSBを使うのであれば、おなかを空かしたヘロヘロなものよりも満腹状態で栄養の充実したものの方が効果が高いと思いませんか。
そんな元気な光合成細菌を私たちは簡単に増やせるのです。

光合成細菌の栄養は様々な用途に使われます

 PSBの赤い色はカロチノイドと呼ばれる色素成分で、生物の健康維持に役立つ抗酸化物質です。
皆さんがサプリメントとして服用されるビタミンEの数十倍の抗酸化力があるそうです。
また菌体内のビタミンB12の含有量は生物中で最も多く、ミジンコの培養などには欠かすことのできない必須の栄養素となっています。
PSBは仲間を増やす際に菌体外にもいろいろな有用成分を分泌しますので、実はあの赤い液体そのものにも有用な物質がたっぷり含まれており、それらは菌自身の働きとは別に、水槽内に元々棲んでいる他の微生物の活性を高め水槽環境の改善に役立ちます。


さあ培養を始めましょう

1 適当な大きさのペットボトルを用意します。1~2リットルくらいが使いやすいでしょう。

2 容器の1/4~1/2程度の種菌を入れ、水道水で薄めます。

種菌は市販のものでも何とかなるのですが、増えるのにかなりの時間が掛かる場合があります。
別売の できたてPSB500ml 税込み550円 は同じふやしてPSBで培養したものですから間違いなく増やすことができます。
お知り合いにPSBを培養されている方がいらっしゃれば種菌を少し分けていただくのも良いと思います。

3 1リットルに対してふやしてPSBを2~10プッシュ(2~10ml)投入します。

培養後にすぐに使い切ってしまうならば、餌の量は少なくても大丈夫です。
できあがった培養液を長期間保存されるのであれば、多めの餌にします。菌が餓死しないようにお弁当を持たせる感覚です。
この辺のさじ加減が上手なベテランになると、200mlのふやしてPSB1本で100リットル以上の培養をされるそうです。
 水温の低い時期には餌の量が多すぎると失敗するケースが増えますので控えめにします。
暖かい時期には光合成細菌も新陳代謝が盛んですから失敗はほとんどありません。暖かい時期にいっぱい作っておき、寒い時期にそれを使うのが理に叶っています。

 餌が少なくて失敗するよりも多すぎて失敗することの方が多いようです。餌が多ければ早く増えるとは限りません。

4 キャップの下2cmほどまで空気を残して密閉します。その後攪拌しやすくするためです。

5 日当たりの良い暖かい場所に置きます。

冬では1か月以上、5月以降の温暖期には2週間で種菌と同じような色合いになったら完成です。

6 ご自身で培養されたPSBは次の種菌として使う事ができます。

ペットボトルの内壁や底の方にべったりと付着した真っ赤なドロドロはPSBのコロニー(集団になった固まり)であることが多いので、捨てずに次の種菌として活用すると培養がスムーズに進むことを何度も経験しています。

※ふやしてPSB単品でのご注文の場合は郵便局のレターパックプラスでお送りします。
レターパックは全国一律の料金で商品をお届けできる大変ありがたい配送方法なのですが、唯一配送日時の指定ができないというウイークポイントがあります。
ご注文に際してはその点へのご理解とご配慮をお願いいたします。 

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